
社会人でFP3級を取得したいけど、どのくらい勉強したらいいの?



FP3級の試験範囲が広すぎて、勉強法がいまいちわからない…
このような疑問や悩みをお持ちではありませんか?
FP3級は、社会人でも比較的取りやすく、勉強が苦手な方にもおすすめの資格です。



実際、私も知識ゼロの状態から、1日1時間弱の勉強を3ヶ月間続けたことで、無事にFP3級に合格することができました!
本記事では、私の実体験を交えながら、以下のポイントを詳しく解説します。
これからFP3級の取得を目指す社会人の方は、ぜひ参考にしてみてください。
FP3級の取得に必要な勉強時間は?


まずは、FP3級の取得に必要な勉強時間について、一般的な目安と私自身の実体験の両方から詳しく解説します。
合格までの目安
FP3級の取得を目指すうえで、必要な勉強時間は80〜150時間とされています。
試験では、大きく分けて6つの分野から出題されます。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理(保険など)
- 金融資産運用(預貯金・株式・投資信託など)
- タックスプランニング(税金の基礎知識)
- 不動産(不動産取引・税制など)
- 相続・事業承継(相続税・贈与税など)
これらすべての分野をバランスよく学び、合格基準である正答率60%以上を安定して取るには、ある程度の学習時間が必要です。
とはいえ、もともとの知識量や学習スタイルによって、必要な勉強時間には個人差があります。
私の実際の勉強時間
私は、3ヶ月間で合計約70時間の学習を行い、無事に合格できました。具体的には1日30分~1時間の勉強を毎日続けただけです。
一般的な勉強時間の目安と比べると、多少短いですね。
ただ、学科は60点中46点、実技は50点中48点という結果で、合格ラインには余裕を持って達成できました。



個人的にはこの70時間が最適な勉強時間だったと実感しています!
FP3級は何ヶ月で合格できる?スケジュールの目安


FP3級に合格するためのスケジュールは、個々の状況や知識によって異なります。
一般的にはどのくらいの期間で合格を目指せるのか、具体的な目安を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
3ヶ月の場合
3ヶ月間での合格を目指す場合、無理なく学習を進めることが可能です。
最初は基本的な内容をしっかり押さえ、徐々に応用問題に取り組むことで、無理なく合格ラインを越えられます。



私自身も、3ヶ月間の学習期間で焦ることなく、余裕を持って試験に臨めたと実感しています。
とはいえ、無理のないペースで進めるためにも、学習の進捗に合わせてスケジュールを柔軟に調整することが大切です。
1ヶ月で合格は可能?
FP3級は、1ヶ月の学習でも合格を目指すことが可能です。実際に、以下のような体験談があります。
FP3級受けてきました!
— パナロウ (@pTA_ROOOOO) December 25, 2024
学科 46/60
実技 85/100
で合格でした🈴
FPキャンプ受講して丁度1ヶ月!
通勤時間しか勉強できなかったけど、宅建の知識が残ってたのが良かった😮💨
参考までに、FPキャンプだけで他の教材等は買いませんでした!
次は2級を目指して、引き続きFPキャンプを受講しようと思う🔥
ただ、3ヶ月に比べると試験までの猶予がないため、「1日2時間以上の勉強時間を確保する」といった集中的な学習が必要です。
通常は、試験に対する理解度を高めるために、時間をかけて計画的に学習することが推奨されます。
直前対策だけで合格できるのか
直前対策だけでは、合格するのは難しいと言えます。
私が使用した参考書は約400ページあり、FP3級は非常に広い範囲から出題されるからです。
そのため、試験直前に焦って詰め込んでも、理解が浅いままだと対応できない問題も多く、合格は難しくなります。
コツコツと計画的に準備を進めることが、合格への一番の近道です。
FP3級に独学合格!実際に使ったテキストを紹介


私がFP3級の合格に向けて、実際に使用したテキストを2冊紹介します。
参考書:みんなが欲しかった!FPの教科書3級


FP3級の学習を始めるにあたって、まず手に取ったのがこの参考書です。
400ページ近くある分厚さに圧倒されて、最初は正直読む気が失せてしまいました。でも、実際に読み進めてみると、そんな心配は不要でした。
図や表が豊富に使われていて、初心者にもわかりやすい構成になっているからです。
文章も硬すぎず読みやすいので、毎日コツコツ読み進めるのにぴったりです。


問題集:みんなが欲しかった!FPの問題集 3級


この問題集は、教科書とセットで使うと効果的です。
各単元の内容に対応した練習問題が収録されており、知識の定着を図るうえで非常に役立ちました。
さらに、実技試験の過去問も掲載されているため、本番を想定した対策にもぴったりの一冊です。


知識ゼロでもFP3級に合格できた勉強法


知識ゼロでもFP3級に合格できたのは、主に5つの勉強法が効果的だったためです。
1つずつスケジュールふまえながら説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
参考書を読みながら問題集を解く(~1ヶ月目)
最初の1ヶ月は「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」を読み、各単元の終わりで、同シリーズの問題集を並行して解くことを意識しました。
読むだけで終わらせず、手を動かしてアウトプットすることで、知識が定着しやすくなります。



参考書を1単元読んだらすぐに対応する問題を解く流れを繰り返すことで、理解と記憶を効率的に進められました!
初学者でも無理なく取り組める構成なので、FPの全体像をつかむにはこのやり方がぴったりです。
「参考書を読むのが苦手」「読んでも頭に入らない」と悩む方は以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
▶参考書が頭に入らない:その原因と資格勉強に活かせる対処法を解説!


問題集で間違えたところを繰り返し解く(1ヶ月~2ヶ月目)
基礎が一通り終わった1ヶ月目以降は、問題集で間違えた問題を繰り返し解く勉強にシフトしました。
意識したのは、間違えた箇所には「×」、正解していても理解があいまいな箇所には「△」と印をつけることで、復習の無駄を省くことです。



「なんとなく覚えている」では本番で対応できないので、正解できるまで繰り返すことを徹底しました!
解説をじっくり読み込むことで理解も深まり、自信を持って解ける問題が確実に増えていきました。
過去問を解く(2ヶ月目~試験当日)
2ヶ月目からは、日本FP協会の「公式サイト」に掲載されている過去問を活用し、実践的な対策に取り組みました。
FP3級の試験は時間に比較的余裕があるため、時間を計って解く必要はありません。



実際の試験でも、学科・実技ともに30分以上の余裕がありました。
ただ、間違えた問題は「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」を用いてしっかり復習し、どこでつまずいたかを分析するように意識しました。
過去問には同じような出題傾向があるので、何度も解いておくと安心して本番に臨めます。
スキマ時間で「過去問道場」を使用する(毎日)
通勤中や昼休みなどのスキマ時間には、FP3級ドットコムの「過去問道場」を活用しました。
スマホで手軽に過去問演習ができ、解説も丁寧でわかりやすいため、毎日5分でも続けることで確実に力がつきます。
また、自分の苦手分野を集中的に練習できる機能もあり、時間のない社会人にとっては非常に頼もしいツールです。



問題を解くごとに正答率が表示されるため、自分の理解度や成長も実感できました!
スキマ時間を無駄にせず、学習の総量をコツコツ積み重ねられたことが、合格につながったと感じています。
試験によく出る数字をYouTubeで学ぶ(試験直前の2週間)
試験によく出る数字は、YouTubeの「ほんださん / 東大式FPチャンネル」で学びました。
特に「FP3級・2級重要数字100」の動画は、短時間で要点を効率よく押さえられるので、試験直前の復習にぴったりです。
繰り返し視聴するうちに自然と頭に入り、基礎控除額や対象年齢など、迷いやすい数字が出る問題にも自信を持って答えられるようになりました。
テキストでのインプットに加えて動画を活用することで、記憶の定着にも役立ったと感じています。
【まとめ】FP3級合格には自分に合った勉強法と継続がカギ


FP3級に必要な勉強時間やおすすめ教材、独学で合格できた勉強について詳しく紹介してきました。
合格を目指すうえで大切なのは、自分に合った勉強法を見つけて、継続することです。
スキマ時間の活用や学習ツールの工夫次第で、忙しい社会人でも無理なく合格を目指せます。
今回ご紹介した勉強法が、これからFP3級に挑戦する方の参考になれば嬉しいです!
FPに限らず、「資格勉強をしたいけど、仕事が忙しくて時間が取れない」「集中力が続かない」と悩んでいる方に向けた記事も公開しているので、ご一読ください。




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