【TOEIC400点から600点】1ヶ月で伸ばせる方法とおすすめの参考書を解説!

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たった1ヶ月でも、TOEIC400点台から600点まで伸ばすことはできるの?

このような悩みをお持ちではないですか?

400点の低スコアを取ってしまうと、「自分には英語力がないから無理」とあきらめたくなるでしょう。

ただ、400点を取得しているなら、誰でも1ヶ月で600点まで伸ばすことは可能です。

TOEIC600点台取得時の画像
でり

実際私は、1ヶ月で480点から645点まで伸ばすことができました!

本記事では、私の体験談も交えながら、TOEIC400点から600点まで伸ばした方法を徹底解説します。

「TOEIC400点の壁が越えられない」「短期間で600点のスコアを取得したい」方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人
  • 400点台から1ヶ月でTOEIC600点まで達成
  • TOEICスコア645点取得
  • 毎日1時間以上資格勉強をする社会人
でり
目次

TOEIC400点と600点のレベル

ここでは、TOEIC400点と600点のレベルを以下の4つの観点から、詳しく解説していきます。

CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)

CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠とは、ヨーロッパで作成された、外国語学習者の習熟度レベルを示したものです。

TOEIC® Listening & Reading Testのスコアは、低い順から「A1」、「A2」、「B1」、「B2」、「C1」でレベル分けされています。

TOEIC400点は「A2」、600点は「B1」に該当していました。

「A2」と「B1」のレベルは以下のとおりです。

A2
B1
  • 簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。
  • 身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。

ブリティッシュ・カウンシル CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)より引用

このことから、TOEIC400点は基礎知識はある程度身に付いているが、日常生活で英語を使用するには物足りないでしょう。一方、TOEIC600点は、基礎的な語彙・文法力を習得し、英語でコミュニケーションが取れる場面も多いと言えます。

公式データの平均スコア

ここでは、「【公式】TOEIC Program|IIBC」のTOEIC® Listening & Reading Testの平均スコアをもとに、TOEIC400点と600点のレベルを解説します。

2024年12月の平均スコアは、以下のとおりです。

開催日(2024年12月)平均スコア
8日(午前)620.8
8日(午後)611.2
21日(午前)625.0
21日(午後)611.4

このことから、TOEIC400点台は平均より約200点低く、英語力はまだ不十分なレベルと考えられます。一方、600点はほぼ平均的なスコアであり、一定の英語力を備えていることを示します。

でり

平均的なスコアだからこそ、600点取るのは意外と難しくないです!

PROFICIENCY SCALE

PROFICIENCY SCALE」とは、TOEIC® Listening & Reading Testを開発した米国の非営利テスト開発機関ETSが提供する、TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルの相関表です。

このスケールでは、TOEICスコアをA~Eの5段階に分類し、それぞれのレベルに応じたコミュニケーション能力を説明しています。

この相関表をもとに、TOEICスコア400点と600点の違いを簡単にまとめました。

TOEIC400点
TOEIC600点
  • ゆっくり話す、繰り返しや言い換えをしてもらえれば、通常会話で最低限のコミュニケーションが取れる。
  • 語彙・文法・構文ともに不十分なところが多い。
  • 通常会話で支障なくコミュニケーションが取れる。業務上で簡単なコミュニケーションも可能。
  • 基本的な文法や構文、自分の意志を伝える語彙が身に付いている。

このことから、TOEIC400点は語彙・文法・構文が不足しており、最低限の会話にとどまるレベルであるのに対し、600点では通常会話が問題なくでき、業務上の簡単なやり取りも可能なレベルであることがわかります。

英検

TOEIC® Listening & Reading Testのスコアと英検の級の目安は、以下のとおりです。

TOEICスコア英検(推奨目安)
400点台準2級
600点台2級

公益財団法人 日本英語検定協会の「英検 各級の目安」によると、英検準2級は高校中級、2級は高校卒業レベルであると考えられています。

ただし、TOEICと英検は試験の構成や評価基準が異なるため、スコアの対応はあくまで目安です。各試験の特性を理解した上で、目標設定や学習計画を立てることをおすすめします。

ポイント
  • TOEIC400点は基礎が身に付いておらず、英語力は低い
  • TOEIC600点は基礎が固まり、平均的な水準に達している

1か月でTOEIC400点から600点伸ばせるおすすめ参考書

TOEIC 400点から600点 参考書

1か月でTOEIC400点から600点まで伸ばすために、実際に使用した参考書は4冊です。

それぞれの特徴を詳しく解説するので、気になる参考書があれば手に取ってみてください。

単語帳「TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ

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TOEICに特化した単語帳を選ぶなら「金のフレーズ」。

TOEIC試験で頻出の語彙を厳選して収めており、実際の試験で役立つ単語を効率よく学べます。

また、600点・730点・860点・990点とレベル分けされているため、自分の目標スコアに合わせて単語を覚えることが可能です。

ただ、600点レベルの単語だけでは物足りないため、最低でも860点レベルの900単語まで覚えることをおすすめします。これにより、リスニングや読解の精度が大幅に向上し、試験での理解度も深まるでしょう。

文法書 「大岩のいちばんはじめ英文法

大岩のいちばんはじめ英文法」は、中学レベルの基本的な文法力を身に付けるうえでおすすめの参考書です。

各章は講義と演習問題に分かれており、イラストやマーカーを使った丁寧な解説が魅力です。

でり

当時400点台の英語力しかなかった私でも、すんなりと理解できました!

ただし、演習問題の量は少なめなので、物足りなさを感じるかもしれません。そのため、別の文法書を併用し、より多くの問題を解くことをおすすめします。

補足として、基本をしっかり固めた後に問題集で実践を積むことで、より確実に実力を伸ばせます。

文法書 「1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急」

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文法の基礎が身に付いた後に取り組んでほしいのが、「文法特急」です。

問題は153問あり、550・730・930点とレベル別で構成されているため、これ1冊で文法の基礎から応用まで学習することができます。

個人的には、コンパクトサイズで持ち運びができる点が魅力的。

でり

自宅に限らず、電車に乗るスキマ時間を使って、効率よく学習できるようになりました!

模試「公式TOEIC Listening & Reading 問題集

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公式TOEIC Listening & Reading 問題集」は、TOEIC試験の運営者であるETS(Educational Testing Service)が制作しています。

そのため、今のTOEICの出題傾向や自分の実力を把握するうえで欠かせません。

リスニング・リーディング両方の対策が可能で、この問題集1冊で幅広く学習できる点も魅力的です。

また、リスニングの音源は「abceed」というアプリで音声ダウンロードも可能なので、通勤やウォーキング中のスキマ時間にも有効活用できますよ!

TOEIC400点から600点まで伸ばした勉強法

TOEIC 400点から600点 勉強法

1ヶ月でTOEIC400点台から600点まで伸ばすために効果的だった勉強法は主に5つです。

1つずつスケジュールふまえながら説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

単語を覚える(毎日)

  • リスニングで何を言っているのかわからない
  • 長文の内容を理解できない…

TOEIC400点台の方は、このような悩みを感じるでしょう。

600点に向けて取り組むべき勉強は、毎日単語帳を読み、語彙力を上げることです。

私が実際に行った、「TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ」を使用した暗記法を以下に紹介します。

  • 990点レベルの100単語は難しいため、後回し
  • 1単語にかける時間は1~3秒
  • 1日300単語を最低2週
  • 歩きながら発音の聴き取り

特に 1単語に時間をかけるよりも、1~3秒と短時間で繰り返す方法が効果的でした。

でり

単語との接触回数を増やすことで、効率よく記憶できると実感しています!

リスニング対策を1時間する(毎日)

TOEICは、リスニングの方がスコアアップする傾向があるため、リスニング対策に時間をかけることも重要です。

私が実際に効果を感じた勉強法は、以下の4ステップです。

ちなみに、リスニングの音源は「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」から拾っていました。

  • Part3か4の会話を1つ聴く(5分)
  • 解説を読んで内容を理解する(10分)
  • オーバーラッピングをする(20分)
  • シャドーイングする(25分)
  • オーバーラッピング:会話文を確認しながら、音声と同時に発音する
  • シャドーイング:会話文を見ずに、音源から少し遅れて発話する

勉強を始めた当初は、会話についていくのが精いっぱいで、「このまま続けても本当に伸びるのか?」と不安を感じていました。

しかし、この方法を1ヶ月継続したところ、聴き取れる音が確実に増え、リスニングスコアが45点アップ

でり

最初は大変でしたが、継続することでしっかり成果を感じられました!

中学レベルの文法からやり直す(~10日目)

TOEIC 400点台の方は、リーディングを解き始めるときに「時間が足りない」と悩むことが多いでしょう。

その原因の一つは、文法の基礎が身についていないことです。文法の基礎がしっかりしていないと、応用力もつかず、知識として定着しにくくなります。

そこで、いきなり難しい参考書に手を出すのではなく、「大岩のいちばんはじめ英文法」のような中学レベルの文法書から学び直すことをおすすめします。

私はこの文法書のおかげで、SVOCや分詞構文といった基礎の中でも特に難しい部分を理解できるようになりました。

でり

中学レベルの文法をしっかり学ぶだけでも、英文の構造が把握しやすくなり、長文読解力の向上にもつながりましたよ!

文法の基礎から応用を身につける(11日目〜試験当日)

中学レベルの文法を身につけたあとは、基礎をさらに固め、難しい応用問題にも対応できるようにしましょう。

おすすめは文法特急」を2周読み、わからない部分をなくすことです。

この方法を続けた結果、Part 5 & 6の解答スピードが向上し、正答率も安定して7割近くまで伸びました。

でり

「何となく解く」のではなく、間違えた問題を重点的に復習することで、確実に文法力が定着しました!

公式問題集で実戦練習する(3週間目~試験当日)

基礎が固まったら、「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」で実践練習をしましょう。

ただし、問題の傾向をつかむために1回解いて終わりにするのはNGです。

大切なのは、間違えた問題を理解できるまで徹底的に復習すること。このプロセスを繰り返すことで、さらなるスコアアップが期待できます!

実際に私も、間違えた問題には×印をつけ、正解するまで何度も解き直していました。

でり

この勉強法を続けることで、知識がしっかり定着していることを実感し、本番では同じミスをしなくなりました!

TOEIC400点から600点に上げるために必要な時間

TOEIC400点から600点まで上げるためにどのくらい勉強したらいいの?

このような疑問を感じている方のために、ここでは必要な勉強時間を解説します。

データで見る学習時間の目安

オックスフォード大学出版局」のデータでは、450点から650点まで伸ばすために450時間の勉強が必要と言われています。

1日の勉強時間で考慮した場合、以下の日数が必要です。

  • 2時間勉強:225日(7~7.5ヶ月)
  • 5時間勉強:90日(3ヶ月)
  • 15時間勉強:30日(1ヶ月)

とはいえ、1日15時間の勉強を1ヶ月続けるのは現実的ではありません。

「600点を取るには何百時間も必要なのか…」と、ハードルが高く感じるかもしれませんが、効率的な学習をコツコツ継続すれば、必要な勉強時間を短縮できます。

実際、私以外にも1ヶ月で400点から600点へスコアアップした方がいらっしゃいます。

次の章では、実際にTOEIC400点台から600点台まで伸ばした私の勉強時間を紹介します。

実際の私の勉強時間

私は紹介した勉強法を1ヶ月間実践し、平日に2~3時間、休日は6時間の勉強時間は確保していました。

1ヶ月単位で考えると、合計で約100時間程度の学習時間です。

ここまで毎日勉強を続けられたのは、試験に向けての勉強期間が短く、時間が迫っている焦りを感じることでモチベーションが増したからでしょう。

そのため、少しでも短期間で600点を目指したい方には、覚悟を決めた瞬間からTOEIC試験に申し込むことをおすすめします。

でり

試験日程を決めることで、無駄なく学習を進めるための具体的な目標が設定でき、集中力を高められますよ!

TOEIC600点の取得に必要な心構え

最後に、TOEIC600点を取るために必要な心構えを3つ厳選して紹介します。

スキマ時間を有効活用する

1ヶ月は想像以上にあっという間です。

休日にまとめて勉強する方法もありますが、長時間の勉強は集中力が続かず、効率が下がるためおすすめしません。

だからこそ、スキマ時間を徹底的に活用しましょう。

私は、以下の方法で勉強時間を確保していました。

  • 電車に乗る時間:単語学習
  • ウォーキング中:リスニング練習
  • 会社の休憩時間:文法復習
でり

5分、10分でも、時間を無駄にしないことが大切です!

リスニングは問題の「先読み」をする

TOEICのリスニングで最も欠かせないのが「先読み」です。

先読みとは、会話文が読まれる前に、設問を読んで内容をある程度把握して置くことです。

このテクニックを利用し始めただけで、以下のメリットがありました。

先読みのメリット
  • 会話の重要なポイントをおさえられる
  • 解答時間を短縮できる

設問が読まれている間で1秒でも早く解答し、先読みの時間に充てることで会話の理解度が格段に上がります!

まだ、先読みをしたことない方はぜひ試してみてください。

わからない問題は諦めて飛ばす

TOEICは時間との勝負です。

TOEIC645点を取得した私でも最後の10問を塗りつぶすしかなかったほど、時間が足りませんでした。

だからこそ、わからない問題に時間をかけすぎず、すぐ次の問題にすぐ進むことが重要です。

でり

1問に1分以上はかけない方がいいです!

【まとめ】努力次第で1ヶ月あればTOEIC400点から600点まで伸ばせる

今回は、1ヶ月でTOEIC400点から600点まで伸ばした方法を徹底解説しました。

結論、TOEIC600点は平均的なスコアだからこそ、英語の不得意は関係なく誰でも取れます!

ただ、基礎を固める・毎日継続して勉強する姿勢が大切です。

最後に、記事で特に重要な部分をピックアップしておさらいしておきます。

自分に合った勉強法や参考書を見つけて、スコア600点を実現しましょう!

「TOEICのスコア伸ばしたいけど、勉強に集中できない」という方はこちらの記事を参考にしてみてください。

社会人の資格勉強はしんどい?勉強を続けるコツ10選を紹介

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