たった1ヶ月でも、TOEIC400点台から600点まで伸ばすことはできるの?
このような悩みをお持ちではないですか?
結論、400点を取得しているならば、誰でも1ヶ月で600点まで伸ばすことは可能です。
ちなみに僕は、1ヶ月で480点から600点まで伸ばすことができました!
本記事では、実際にTOEIC400点から600点まで伸ばした方法を徹底解説します。
「TOEIC400点の壁が越えられない」、「短期間で600点のスコアを取得したい」方は、ぜひ参考にしてください。
▶今すぐTOEIC400点から600点に上げるための勉強法が知りたい方はこちら
TOEIC 400点と600点のレベル
ここでは、TOEIC400点と600点のレベルをCEFRの観点から、詳しく解説していきます。
ヨーロッパで作成された、外国語学習者の習熟度レベルを示したもの。
TOEIC Testは、低い順から「A1」、「A2」、「B1」、「B2」、「C1」でレベル分けされる。
TOEIC 400点のレベル
TOEIC400点のレベルは、CEFRでいう「A2」に該当します。「A2」のレベルは以下の通りです。
ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。
ブリティッシュ・カウンシル CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)より引用
このことから、TOEIC400点は、基礎知識はある程度身に付いているが、日常で英語を使用するうえではまだまだ物足りないと言えるでしょう。
TOEIC 600点のレベル
2024年2月25日に行われた、第344回(午前)と第345回(午後)の結果より、TOEIC600点は平均に近いスコアであることが分かりました。
開催日 | 平均スコア |
第344回(午前) | 622.6 |
第345回(午後) | 608.2 |
平均的なスコアだからこそ、600点取るのは意外と難しくないと感じません?
また、TOEIC600点は、CEFRでいう「B1」に該当します。「B1」のレベルは以下の通りです。
仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。
ブリティッシュ・カウンシル CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)より引用
TOEIC400点の「A1」と比較してみると、TOEIC600点は基礎的な語彙・文法力を習得し、英語でコミュニケーションが取れる場面も多いと言えます。
TOEIC 400点から600点に上げるために必要な時間
TOEIC400点から600点まで上げるためにどのくらい勉強したらいいの?
このような疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
オックスフォード大学出版局のデータでは、450点から650点まで伸ばすために450時間の勉強が必要と言われています。
1日の勉強時間で考慮した場合、以下の日数が必要です。
- 2時間勉強:225日(7~7.5ヶ月)
- 5時間勉強:90日(3ヶ月)
- 15時間勉強:30日(1ヶ月)
1ヶ月で達成するために、1日15時間勉強するのは、無理な話ですよね…。
しかし実際は、質と効率の良い勉強をコツコツ継続すれば、勉強時間の短縮に繋げることができます!
ちなみに、僕は平日2時間/休日6時間の勉強で600点達成できました!
TOEIC 400点から600点まで伸ばした勉強法
1ヶ月でTOEIC400点台から600点まで伸ばすために効果的だった勉強法は3つです。
1つずつ説明していきますね!
1. 単語帳に毎日触れる
- リスニングで何を言っているのか分からない
- 長文の内容を理解できない…
TOEIC400点台の方は、このような悩みを感じるでしょう。
そこで毎日単語帳を読み、語彙力を上げることをおすすめします。
覚え方のコツは、記憶として残りやすい起床後と就寝前に、5分間で300単語に目を通すこと。
1単語にかける時間は1秒で何度も繰り返すことがポイントです。
僕は、1単語に時間をかけるよりも、短い時間で接触回数を増やした方が覚えやすかったです!
2. 中学レベルの文法からやり直す
Part5・6に時間をかけすぎてしまう…
TOEIC400点台だったとき、僕はこの悩みを特に感じていました。
原因は、文法の基礎が身に付いていないからです。
そこで、中学レベルの文法から勉強し直すことを決断。文法の苦手な分野を理解したことで、基礎を身に付けることに成功しました!
3. リスニング対策を毎日1時間する
TOEICは、リスニングの方がスコアアップする傾向があるため、リスニング対策に時間をかけることも重要です。
僕が実際に効果を感じた勉強法は、以下の4ステップです。
- Part3か4の会話を1つ聴く(5分)
- 解説を読んで内容を理解する(10分)
- オーバーラッピングをする(20分)
- シャドーイングする(25分)
- オーバーラッピング:会話文を確認しながら、音声と同時に発音する
- シャドーイング:会話文を見ずに、音源から少し遅れて発話する
この方法を1ヶ月継続したことで、聴き取れる音が増え、リスニング45点アップに成功しました!
TOEIC 1ヵ月で600点取れるおすすめ参考書
1ヶ月で600点を取るために、実際に使用したおすすめの参考書は以下の4冊です。
それぞれの特徴を詳しく解説するので、気になる参考書があれば手に取ってみてください!
単語帳「TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ」
TOEICに特化した単語帳を選ぶなら「金のフレーズ」。
金のフレーズは、600点・730点・860点・990点とレベル分けされているため、自分の目標スコアに合わせて単語を覚えることが可能です。
ただ、600点レベルの単語だけでは物足りないと感じたため、最低でも860点レベルの900単語まで覚えることをおすすめします。
文法書 「大岩のいちばんはじめ英文法」
中学レベルの基本的な文法力を身に付けたい方におすすめの参考書です。
各章、講義と演習問題に分かれて構成されています。
特に、講義部分のイラストやマーカーを使って丁寧に解説されている点が魅力的!
当時400点台の英語力がない僕でも、すらすら頭に入った!
ただ、演習問題が少ないため、問題量の多い文法書に取り組むこともおすすめします。
文法書 「1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急」
文法の基礎が身に付いた後に取り組んでほしいのが、「文法特急」です。
問題は153問あり、550・730・930点とレベル別で構成されているため、これ1冊で文法の基礎から応用まで学習することができます。
個人的には、コンパクトサイズで持ち運びができる点が魅力的。
自宅に限らず、電車に乗るスキマ時間を使って、効率よく学習できるようになりました!
模試「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」
「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」は、TOEIC試験の運営者であるETS(Educational Testing Service)が制作しています。
そのため、今のTOEICの出題傾向や自分の実力を把握するうえで欠かせません。
また、リスニング・リーディング両方の対策が可能で、この問題集1冊で幅広く学習できる点も魅力的です。
問題数がテスト2回分と豊富なため、リスニング対策の音声探しに迷うこともなくなりました!
1ヶ月で600点取るために必要な心構え
最後に、TOEIC600点を取るために必要な心構えを紹介します。
スキマ時間を有効活用する
1ヶ月は想像以上に時間がないです。
休日にまとめて勉強する方法もありますが、長時間の勉強は集中力が続かないため、おすすめしません。
だからこそ、スキマ時間を徹底的に活用するべき。
僕は、以下の方法で勉強時間を確保していました。
- 電車に乗る時間に単語学習
- 歩きながらリスニング練習
- 会社の休憩時間に文法復習
5分、10分でも、時間を無駄にしないことが大切です!
参考書は1周で終わらせない
当たり前ですが、参考書を1回解いただけでは、学びとして不十分に終わってしまいます。
何度も繰り返して解くことによって、記憶として定着しやすく、深い知識として身に付くのです。
そのため、どの参考書においても最低2周は解きましょう。
僕の場合、今回紹介した参考書を以下のように周回していました。
- 金のフレーズ:10周
- 大岩のいちばんはじめ英文法:3周
- 文法特急:5周
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集:2周
まとめ
今回は、1ヶ月でTOEIC400点から600点まで伸ばした方法を徹底解説しました。
結論、TOEIC600点は平均的なスコアだからこそ、英語の不得意は関係なく誰でも取れます!
ただ、基礎を固める・毎日継続して勉強する姿勢が大切です。
最後に、記事で特に重要な部分をピックアップしておさらいしておきます。
自分に合った勉強法や参考書を見つけて、スコア600点を実現しましょう!
▼「実は、まだスコア300点台で悩んでいる…」という方はこちらの記事を参考にしてみてください。
コメント